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靴の手入れと知識
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あまり履いてない靴の靴底がぼろぼろに壊れてしまった。なぜ?

  冠婚葬祭用にしまってあった靴を久しぶりに履いたら、少し歩いただけで靴底が2つに割れて、欠けてしまった…ということはありませんか?また、しまってあったスニーカーの靴底がぼろぼろに崩れてしまった…という経験はありませんか?

  それは加水分解という現象です。加水分解…聞き慣れない言葉だと思いますが、靴のソールに使用されているウレタン材を劣化させる現象のことです。ウレタンは、軽くて耐久性もあり、靴底には適した素材ですが、一定の時間がたつと加水分解して劣化してしまうという性質を持っています。加水分解を起こしてしまうと、靴底に亀裂が走ってしまったり、靴底が外れてしまったり、ボロボロと崩れたりしてしまいます。

  原因は、空気中の水分により、ウレタンが化学分解されてボロボロになってしまうという説が主流ですが、他にもバクテリアがウレタンを分解してしまうとか、ウレタン内に残っている発泡剤の反応が高まり、ウレタンを破壊してしまうという説があるようです。一般的に靴底のウレタンの寿命は3〜4年。加水分解によりウレタンが劣化してしまうという現象は、現時点ではウレタン素材の宿命で避けられないことなんです。

  加水分解は風通しの悪いところにしまっておくと発生しやすい現象なので、このため冠婚葬祭用に履かずに大事にしまって置いた靴などに発生してしまうケースが多いのです。ですから、靴を長期に保管する場合には、なるべく風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。靴箱に入れて保管する場合は、箱の横に穴をあけると風通しが良くなりますよ。また、ビニール袋に入れたまま保管すると、靴が湿度をおびやすく加水分解を早める原因にもなるので気をつけてください。

 靴にも寿命があります。履いている靴の方が水分のバランスがうまくとれて長持ちするようなので、靴はしまいっぱなしにせずに時々は履いて外の空気に触れさせてあげてください。



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